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  さて、
つぎはどこへ行こうか・・
Written by Maru

ラリーモンゴリアその9 (ETAP7)
ラリーモンゴリアその9 (ETAP7)_f0053647_22431147.jpg朝起きると、昨日の嵐が嘘のような晴天だ。これは行かない理由はない。しばらくするとカミオンバレーに乗っただんなさんが帰ってきた。昨日のカミオンバレーとCP隊は徹夜で行方不明や動けない選手の捜索だったようだ。予想外の天候は選手以上にオフシャルさんが大変だったようだ。
昨日のCP2から後はキャンセルになったらしく、カミオンバレーに乗って帰ってきたKSRの河村さんもスタートできるようだ。

SSのスタートは45km先。ずっと舗装路だ。そこに11時集合となった。なんだかんだとやっているとスタートしたのは10時過ぎ。ゆっくり走っていたけど、気付けば急がないと間に合わないではないか・・・少しエンジンが調子が悪いのが気になるが、急いで走った。到着してすぐにトップがスタートしていった。
スタート地点の駐車場で荷物を縛りなおして軽くバイクをチェック、フジカワさんのICOは相変わらず動かないらしい。一緒に行くことにした。

SS1は137km。北に上がってきたといってもまだまだ暑い。最初は比較的走りやすいピスト。でも80km付近の村の手前へ差し掛かってびっくりした。湖?村の手前のピストが水没している。そこは道と言うより湖。本当に広大な範囲が水につかっている。ピストを外してもそこは粘土質でポコポコとギャップがある走りに路面だ。あっという間に滑ってこけた。そこからはバイクを降りて押す。水没しているピストに出るまでに何回かバイクを倒した。フジカワさんが助けに来てくれた。それから先もマディーは1キロくらい続いたように思う。途中には、泥に埋まって放置されたトラックがあった。沼地帯で立ち往生している最中に、KSRの河村さんに越されてしまった。しまった。KSRに越されるなんて・・・でも、モンゴルで唯一、KSRがうらやましいと思った瞬間だった。その先、村を越えて、丘を登るとそこはCPだった。

CPを出て川渡りが数コマ先に見えた。さっきの湖を考えるとちょっと心配したが、増水はしていないようだった。その先も大きな水溜りがあったが、ピストを外れたり、隣のピストに移ると問題なく走れた。問題というとたまによけ損ねた水溜りに飛び込んで汚れること位か・・・。SSも終盤に近づくと、路面は水溜りの心配というよりフカフカの砂のピストになった。砂も苦手だけどマディーほどではない。無事にSSゴールのCPまでたどり着いた。

SS1を終えると55kmの舗装路のリエゾン。途中給油をして、そのGSでランチパックを頬張り、トイレを済ませる。気になっていたオイルの量を確認すると、ものすごくたくさん入っていた。アッパーラインをはるかに超えている。確認したはずなのに・・・まあ入っていないよりましだ。バイクはさっきのSSで泥まみれなのでオイルを抜くにも時間がかかってしまう。このまま走ることにする。このGSに着いたのは15:00。あと残り200km。30分休憩しても順調に行けば19:30にはキャンプに着くはず。まだ明るいはずだ。

SS2のスタートまで行くとチェックカードを預けて30分の待ち時間があるそうだ。しまった。GSじゃなくてここでランチパックを食べるんだった。30分待てばスタートは16時。キャンプに着くのは20時。パンク1回で日暮れギリギリだ。今更どうしようもないのでゆっくり休むことにした。

スタート時間が近づいたのでスタートラインへ行くと、オフシャルさんが一言。
「ナビゲーション難しいらしいよ」
このSSが終ったら明日の50キロを残すだけ。とすっかり気が抜けていたが、この一言で元に戻った。スタートしてしばらくは順調だった。それにしてもこのSSは面食らった。長い草の間をピストが走っていて、とにかくミスすると隣のピストが見えない。当然GPSで走行するなんて出来そうも無い。分岐を間違えると大事だ。

36.99キロのかれ川を渡った先の分岐がわかりづらかった。左のピストを進まなければならないはずなのだが左のピストははじめ気付かなかったくらい薄くてわかり辛いピストだ。取り合えずGPSの方向はメインピストの方向だしまっすぐ行ってみる。次の分岐は5キロほど先でGPSポイントだ。
3キロほど進むとGPSは横を向きはじめた。やっぱし薄いピストが正解だったんだ。後ろのフジカワさんに間違えたことを伝えてさっきの分岐まで戻る。そして細い道へ。入り口はえっと言うくらい薄いピストだがすぐにハッキリとしたピストに変わった。さっき越されたはずのサテンさんにもう一度越された。どうやら同じところを間違ったようだ。

その後も草の中のピストがCP1まで続いた。この日ミスコースした人たちはどうやってリカバーしたのだろうか。ふしぎでならない。
CP1ではレイドモンゴリアの皆さんと遭遇。遅すぎて一度も会えなかったのだ。そして、昨日帰ってこなかった福沢さんとサルールさんもいた。この二人もCP2を通過していたので、リタイヤにはならずSS2から走っているそうだ。サルールさんはナビ周りが完全に壊れたらしく、つれて帰ってほしいとの事だった。後ろから着いてきてとゼスチャーして出発した。

CP1の先はナビゲーションは少し簡単になった。124キロでいきなり大きな舗装された橋にびっくり。今までのピストとは不釣合いのサイズの橋だ。ここは将来幹線道路になるのだろうか。
橋の先のGSを右に行くのだが、絵に描いてあるピストより実際のピストは1本多いように思える。右なのだがどっちが本当わからない。とりあえず。2本とも行ってみてGPSポントへ向かっているほうを選んだ。サルールさんは先に行った方々の後を付いて行ったらしくいなくなってしまった。

もう少し先へ行くと#12高見さんが逆走してきた。こっちですよ~。とご案内するとあっという間にいなくなった。高見さんと鬼頭さん。この二人はコース上でよく会った。

160キロ付近で鬼頭さんがバイクを修理していた。声をかけてみるが、深刻なトラブルではなさそうだ。先へ行くことにした。
この辺りまで来ると風景も良くてフラットでいい道。昨日の雨のせいでしょっちゅう水溜りをよけたり、よけ損ねてドロドロになったりしなければならないが今日もちゃんと帰れそう。
先ほど先へ行ってしまったサルールさんは置いていかれたのか前方から現れた。一緒に行くことにするが、私のペースでは遅すぎるらしい。ちょっと先を走っているけど見えなくなったら待っている感じ。」

今日の最後の難関は、ゴールの直前にあった。マディーだ。雨のおかげでピストがどろどろ。先に行ったサルールさんがこけてバイクを押していた。一緒に走っていたフジカワさんは他のルートを探して陸のほうへ消えていった。でも、アタックしてるような音がする。どっちに行ったほうが簡単なんだろうか・・・結局ドロドロのピストを少しづつ押して行った。

今日も無事にゴール。残すは50キロ。何とかゴールできそうだ。

荷物が届いていなかったがお腹は減る。ペットボトル食器にて食事。ヒジキの煮付けには感動した。日本食はやっぱりおいしい。ご飯がおいしくておかわりを何回かお願いした。
ラリーモンゴリアその9 (ETAP7)_f0053647_22445256.jpgラリーモンゴリアその9 (ETAP7)_f0053647_2249794.jpg
夕食の後、だんなさんのレントゲン撮影が行われた。骨折・・・とのこと。とりあえずの添え木を作ってもらったが、ここは現場。杖などはない。その辺りにいる人が杖のようだ。
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この日の整備はセンセにオイルのチェックをしてもらった。
そして、昨日の午前様で眠い・・・荷物が着いてテントを建てたらもう眠い。この日の就寝時間は22:00、。明日は最終日。50キロ確実に・・・がんばろう。
by xr_maru | 2009-10-24 22:42 | Rally Mongolia2009
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