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  さて、
つぎはどこへ行こうか・・
Written by Maru

Tuareg rally その4 (Day2)
朝6時半に起きて朝ご飯を食べて出発です。ピットに着くとまずはガソリンを入れにMissorの町に出ます。TotalのGSで給油を済ませて会場に戻って、それから地図を巻いてスタート地点に出発です。スタート地点までは毎朝コマ地図で行くことになっています。地図を見る前にORGA(主催者)のスタッフがスタート地点の説明をしています。聞いたけど何を言っているのか分からなかったのでとりあえずあの人についていきますといってスタート。舗装路を走っていたはずなのに川渡りです。と言うか沈下道?ようやく今日のスタートにたどり着きました。難易度高いです。

今日のSSは2本。スタートからCP1までとCP3からゴールまで。スタートは私が一番最後です。昨日、時間内に通過できたCP、ありませんから・・・ペナルティー19時間30分。びりです。妹さんのスタートを見送ってizumiさんと一緒にスタート。しばらく行くと妹さんを発見。くねくねした林道みたいな道からすぐに広いどこまでもまっすぐな大陸的な道に出ました。モンゴルみたいですね。景色もいいし。コマ地図の間隔が短いので忙しいのが難点ですがどこまでも荒涼とした景色が続いています。途中から谷間に入るルートで気をつけないと、谷底に落ちてしまいそうです。そして出ました。二日目の川。水深は浅いんですが、フカフカの川原を走ったり、渡ったり。でも今年は短くて助かりました。そして、この辺りは道から外れてGPS走行が多かったように思います。そしてGPSのさす方へまっすぐ行こうとするもんだからわざわざ難しい崖を登ったり。後から来た人を見ていると少し回って走りやすいところを走っているし。私のバカバカ!!!
GPS走行を終えるとすぐにCP1にたどり着きました。プロクラスは6kmくらいカレ川の中を走ったみたいですがアマチュアクラスなのでカットされてました。

Tuareg rally その4 (Day2)_f0053647_20154356.jpgCP1に着いたらすぐにizumiさんと妹さんも来ました。さて、今日のリエゾンがスタートです。まずはオンロードで次の町を目指します。途中のガソリンスタンドで給油と昼ごはん。昼ごはんはカフェオレとめちゃめちゃ甘いモロッコのパン。30分ほど休憩してそんなに時間もないので先を急ぎます。ガソリンスタンドから出てすぐに村に入ります。村の出口に学校があって左右に子供たちが見てます。いやな予感です。そして通ると石投げているし。やっぱし・・・プロテクター着けているから痛くはないのですけどムカつきます。で、その先の分岐にはご丁寧に石が積んで道が塞いでありました。この辺数百メートル置きにコマ図が入り組んでいてスピードを落とします。うーんと考えようものなら子供たちに追われて大変です。妹さんは止まって考えているようですが、テールバッグめがけて子供が走ってきました。あーまた取られる。大声で「走れー」と言ったらスタートして逃げ切ったようです。本当に小さい子供は無邪気に手を振ってくれるのに8歳くらいから悪ガキになってしまうみたいですね。次回はちゃんとお仕置きしたいと思います。ここから始まったダートはちょっと走りにくくてカレ川のギャップがたくさん。結構ガタっと落ちているやつです。気を抜いたらすぐに飛んでしまいそうな感じでメチャ怖いです。そして毎回深いカレ川をよけるようにコマ図が書いてあるのでコマが多い!!!ホントはまっすぐな道なのに分岐してまた合流と言うコマがたくさんありました。このオフロード区間の終わりは村で抜けたら舗装路でした。舗装路に出て後ろを見るとIzumiさんがいません。待っても来ないし、子供はたくさんいるし。心配になって引き返していくと来ました。
こけていたんだとか。GPSがプラーンとしています。動かなくなったGPSホルダーに無理やりGPSを押し込んで再スタートしました。ここから舗装路を50kmほど走ってCP2です。CP2からのリエゾンはそろそろ砂の路面とか砂丘の間のピストとかフカフカカレ川とかが出てきます。で出発して10kmで来ました砂丘のピスト。もう走りにくいです。砂丘を走ったほうがよっぽどましです。続いてフカフカのカレ川。大嫌いな感じです。後ろではizumiさんが川の降り口で砂にハンドルを取られてこけていたり、妹さんもなかなか来なかったり。確かにこんなフカフカ路面って日本にいたらめったに走ることありませんが、明日以降たくさんあるんだよなー・・・ここで、こんなに苦戦しているなんて不吉な予感です。 コマ図にもin small dunesとかcrossing small dunesと書いていますが、砂丘ではなくてただの砂のピスト。そしてとどめはガレガレの峠越え。ラインを外すと頭くらいの石が一杯転がっている上に落ちてしまいそうです。あー大変。さすがにサハラに近くなって暑くなったのでここらで止まってジャケットのベンチレーションと袖のファスナーを開けました。袖のファスナーって半分くらい開けるとめちゃめちゃ涼しいですよ。生き返ります。そこを越えると舗装路までは10kmくらいでした。
舗装路に出てからGSで給油してちょっと休憩。トイレに行って、コーラとお水とおやつを買って補給です。残りはSSのみですからねぇ。休憩中に妹さんのGPSの破損を発見。なんとGPSが分解しています。ケースの上と下に隙間があってさらに電源のボタンがついているパーツも浮いています。ですがGPSは稼動中。今日、80kmで走行中に落としたんだとか。とりあえずガムテ止めして、もし壊れたら予備のGPSに切り替えるように言ってスタートしました。

Tuareg rally その4 (Day2)_f0053647_20215956.jpgCP3からはSS。砂丘が最後にあるので少々心配ではありますが、妹さんの後からスタートしました。スタートして数百メートルであれ??どこ走っているの??早速ミスコースだー!でもココから戻るのってスタートから見えていそうで恥ずかしいし・・・先を見ると、ああっ!違う方にのろしが上がっているし・・・ここはピストから外れて隣のピストに移りました。あーびっくりした。ちょっと先に書かれている井戸のコマで距離をあわせて一安心です。それにしても先にスタートした妹さんが見当たりません。そんなに速いのでしょうか??
15kmほど走ってから峠のところでnice viewと書いてあるのに、モロッコ人がたくさんいて追いかけてくるので止まれません。あーnice viewなのに・・・そしてこの道で合っているのか不安になりますがなんとなくそれっぽい分岐が出てくるのでそのまま進みました。ちょっと行っICOを0にするコマが出てきたのですが、ここが分かりにくいです。同じような絵なのに壁を示していたり、わだちの形を現していたり。SSERのコマ図のほうが100倍絵心があります。危なくまっすぐ行ってしまうところでしたが、周りの人も迷っていたので私もコマ図を確認すると曲がるポイントと言うことに気づきました。そして、ここまで走ってから妹さんのミスコースを確信しました。スタートタイムの違いはたった1分くらいなのに40kmも追いつけないわけがない・・・でも、どうしようもありませんのでこのまま進みます。ここから20キロは広いピストを走っていきました。砂丘の入り口のGPSポイントにSCPがありました。チェックカードを出してマーシャルさんに「調子はどう?」と聞かれます。「うーんまあまあ。だけど砂丘は自信ないし。」と答えると「大丈夫たった6kmじゃない。」といわれたらなんか気が軽くなりました。そうよね。たった6km。歩いても2時間あったらゴールできる感じ?単純です。

Tuareg rally その4 (Day2)_f0053647_209748.jpg砂丘の中ではコマ図って参考程度に見て後はGPSで走ります。コマ図には三角がピコピコピコピコと描いてあって矢印が書いてあるんですが、砂丘には三角がいっぱいありすぎてどれなのか分からないのです。でも、コマ図をまったく見ていないとたまにBetween big duneとか書いてあって見落とすとアタックしなくていいbig duneに一生懸命アタックすることになります。


SCPをスタートして砂丘の入り口までは1kmくらいありました。じゃあ後5km。砂丘に入って2~3山。おっ、今回は前転しないし思ったところを走っているじゃない。調子に乗って尾根をビュンビュン縫っていけます。砂丘低いし、硬い面がこっちだし楽チン楽チン。私、ひょっとしたら上手くなっちゃったのかしら?1kmくらい行ったらしばらくは谷がありました。砂丘の中にたまに走っているピストです。平坦な区間が1kmくらい。あーめちゃめちゃ楽だー。その先の砂丘からは尾根を縫って行くことが出来ません。ちょうど山脈に直角に突っ込む感じです。ですが登った瞬間、ホテルの横の給水塔が見えました。うーんこれが一番高そうだな。尾根探すの面倒だし今日の砂丘は低いしまっすぐ行ってしまえ。と言うわけで到着しました。2年ぶりのメルズーガホテルです。

Tuareg rally その4 (Day2)_f0053647_2020236.jpg←ホテル
さて、まずはとりあえずカイザーに「リアブレーキがキーキー鳴ったけど後は何にも問題ないです。ブレーキもきくから多分、問題ないです。」といってバイクを渡します。Mさんに鍵をもらって部屋に全員の荷物を入れて。500gr君は大丈夫だと思うけど他の2人が心配です。砂丘に面食らってなければいいけど。500gr君はすぐに帰ってきたのですが後の2人はなかなか帰ってこないし。うーん、時間も時間だし先にシャワー済ませておくことにしました。シャワーを終えたところで電話かかってきました。出てみると、なんと妹さん。「大きな砂丘で埋まってバイクが出せない。」だって。えーなんで出せないところまで掘ったのよ。阿蘇のマディーと同じなのに。ホテルは見えているんだけどとのこと。今日の砂丘ででかいところはなかったのに・・・「リアタイヤ掘ってみたの?」ときいても「どうにも動かない。」らしいです。砂丘で初めて埋まって動揺しているみたいなのでとりあえず「動くな!」と言って、GPSポイントをメモって聞いてカイザーさんに相談しに行きます。
私      「カイザーさん、妹さんが埋まって出れないらしいんですけど。
        ORGA(主催者)に相談した方がいいですか?」
カイザーさん 「いいよ。とりあえずGPSにポイントを設定してこのバイクに取り付けて。
         迎えに行くから。」
私      「すまんこってす。」
そんなわけでGPSにポイントを設定しました。500grくん号のブレーキのテストついでに行ってくるからとのこと。日もだいぶ傾いてきているのでものすごい勢いで行っちゃいました。しばらくすると数キロ先の砂丘にバイクのライトが見えました。とりあえず一安心です。カイザーさんならどうにかしてくれるはず。
そして薄暮の中、Izumiさんも帰ってきました。なぜか砂丘とは逆方向から。
そして気づけは時間はブリーフィングの10分前。まずい。行っておかねば。心配なことはたくさんありますがとりあえずメインホテルまでブリーフィングへ出かけます。バイクで5分。でもこれが結構難所なんですよ。フカフカわだちなので。ブリーフィングでは明日のコースの説明とCPの時間、そして緊急時の対応方法の説明があります。ブリーフィングが終わって、ORGA(主催者)に4日目のキングステージのアマチュアクラス用コマ図をもらいに行きました。キングステージだけはプロクラスとアマチュアクラスは別のコマ図なので、もらいに行かないと大変な事になります。そしたら20分後に来てくれと言うこと。一度ホテルに戻ることにしました。帰ると部屋には妹さんとIzumiさんが到着してました。
私の心の中は不安で一杯でした。この2人がこの先楽しめるのだろうかと・・・そしてご飯の前にコマ図をもらいに行って本部のホテル2往復目。そして部屋に帰ってコマ図貼りをしようとすると3日目のコマ図が見当たらない・・・いったいどこへ行っちゃったの??みんなの荷物をひっくり返したけどコマ図は見当たらず。仕方なくもう一度本部のホテルへ行って
私    「3日目のコマ図がありません。なくしたかも知れないし、なかったのかも
      知れません。スミマセンがください。」
Orga   「今からスタッフミーティングだから、1時間後に来てね。フロントに
       あづけておくからもって帰るように。」
とのこと。コマ図がなくなるなんて大失態です。そしてメインホテルを3往復してます。ものすごい難所なのに・・・
21:00からの晩ご飯を食べて今度は歩きでコマ図をもらいに行って、帰りに水をもらって帰って来ました。
コマ図を貼ったらもうおねむの時間です。今日も疲れた・・・
by xr_maru | 2009-04-14 20:09 | Tuareg rally2009
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