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カテゴリ:Rally Mongolia2009( 25 )
前転のときにつけてたGPS
モンゴルの荷物10日ほど前に引き取りに行きました。で、今日ようやく開封してみました。そしたら出てきました。1日目に前転したときのGPS。思ったよりひどい破壊のされ方でした。
f0053647_21245049.jpgパカっと開いてます。そして裏半分は折れてしまいました。

f0053647_21253434.jpgこれを見て電源入れるのを諦めました。基板とその上のICが壊れています。うーんさすがにここまで壊してしまうと動きませんね。ついでにアンテナも電池のカバーもどっかいっちゃったし・・・

今年はGPSの破損率が高いような気が・・・でもこのGPS本当に丈夫なんですよ。妹さんのヤツはパカって開いたのに動いていたし。振動とかには強いと思う。
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by xr_maru | 2009-10-29 21:27 | Rally Mongolia2009
ラリーモンゴリア 番外編
f0053647_22403469.jpg飛行機でチェーンもって行って現地で交換。失敗したらと思うと超緊張。オススメはしません。いえ、整備が間に合わなかったものですから・・・

f0053647_2243758.jpgスタートのカウントを待つのもつらいんですよ・・・足がつりそう・・・

f0053647_2242132.jpgどこかわからない・・・何してるのかもわからない・・・

f0053647_22444019.jpgオフシャル果樹ゑちゃん。おいしかった。

f0053647_22452261.jpg朝、片付け苦手。時間に追われるのも苦手。朝は一番の難関。

f0053647_22481883.jpgカワムラさんとマシーン。小さいのに結構やる。

f0053647_22455917.jpgフジカワさんとカワムラさん。チームボトムラインかな?この2人を見るとなぜかほっとした。私にとっては癒し系?


photo サテンさん、500grせんせ
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by xr_maru | 2009-10-28 22:49 | Rally Mongolia2009
ラリーモンゴリアその10 (ETAP8)
今日は最終日。50キロ先にはゴールだ。昨日早く寝たからか今日の寝起きは良い。

f0053647_2157566.jpgスタートして数キロの水溜りで転ぶ。表面がぬるぬるのところ。全然こけるつもりじゃなかったのにつるんと。痛かったろっ骨が余計に痛くなったが、折れてはいないようだ。最終日にこんなことをやっている場合ではない。慎重に行かねばならないのだ。バイクを起こしてもらい、再出発。しばらく行くと塙、エンフトル組みのランクルが止まっていた。最終日だと言うのにトラブルだ。私が通るのにまだいると言うことは、深刻だ。気にはなるが、私がいたところでまったく役に立たないので先に行くことにする。その先のGPSポイントが合わない。キロ単位でずれているが、コマ図は合っているのでそのまま進むことにする。
今日のコースは本当に走りにくい。ギャップや水溜りがいたるところにある。もうこけるのは嫌なのでゆっくり慎重にギャップと水溜りをよけて走る。そんなことをやっているものだから、KSRの河村さんに抜かれてしまった。ああ、今日も110ccのバイクに・・・そんな事いってももうこけたくないのだから仕方がない。

ウランバートルに近づくにつれて道が入り組んでくる。そしてトラックの交通量が多くなってくる。慎重に追い抜きながらゴールへ向かった。ゴールの手前数キロは、道が複雑な上にトラックだらけ。これは危ないのでトラックの後を付いていった。それにしても排ガスが目にしみる。ゴールに着いたのはびりから2番目。でも完走できたのでよしとしよう。

ラリーで走るのが一番つらいのはスタートすぐ後の都市の中とゴール近くの都市の中かも知れない。足が届かないので本当に大変なのだ。パレードでは、途中まで順調に進んでいたがホテル手前の渋滞がひどく本当に足が・・・

f0053647_2261692.jpgチンギスハーンホテルではすでに式典の準備が出来ていた。ようやくフィニッシャーズメダルをもらった。

と言ってもここから先も大変だ。ウランバートル市内を抜けて洗車屋さん⇒コンテナヤードへの移動が待っている。道路工事の影響でここでも大渋滞。後ろにいた池田さんがいろいろと助けてくれてどうにか洗車屋さんにたどり着いた。洗車は待っていればやってもらえるので、しばし休憩。壁ぎわで昼寝の時間になった。
そしてコンテナヤードへバイクを置いてホテルへ。

ホテルに着いたら荷物はすでに着いていた。部屋に運び込んで、早速シャワーである。ハラホリンで浴びれなかったので8日ぶりのシャワー。気持ちいい。それが終ったら一眠りして夜の街に繰り出す。行ったビアホールはラリーご一行様に占拠されていた。
そんなこんなで時に痛かったり、辛かったり。終ってみれば楽しいラリーだった。

今回も菅原さん、フジカワさん、スガワさんなど多くの人にコース上でそしてメカニックのセンセにはとてもお世話になった。全てを一人でやると言うのはとても難しいと言うことを再認識した。皆さん本当にありがとうございました。


まとめ
2002年に初めてモンゴルのラリーに出たとき、ライディングもナビゲーションもメンタルも全てがダメすぎて自力でラリーを完走できる日は来ないんじゃないか思っていた。2005年にしても自分の力ではとても完走できなかった。でも3度目のモンゴルにして、何をどうすれば完走できるのかわかってきたような気がする。何があっても、やるべきことを一生懸命やることが大事なんだ。こんな何でもない事を気付くのに7年もかかってしまった。もう大丈夫。進むべき道を周りに流されずに探せるようになった。次はレースが出来るようにがんばろう。

今年のモンゴルはこれでおしまい。
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Photo 500grせんせ
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by xr_maru | 2009-10-28 21:53 | Rally Mongolia2009
ラリーモンゴリアその9 (ETAP7)
f0053647_22431147.jpg朝起きると、昨日の嵐が嘘のような晴天だ。これは行かない理由はない。しばらくするとカミオンバレーに乗っただんなさんが帰ってきた。昨日のカミオンバレーとCP隊は徹夜で行方不明や動けない選手の捜索だったようだ。予想外の天候は選手以上にオフシャルさんが大変だったようだ。
昨日のCP2から後はキャンセルになったらしく、カミオンバレーに乗って帰ってきたKSRの河村さんもスタートできるようだ。

SSのスタートは45km先。ずっと舗装路だ。そこに11時集合となった。なんだかんだとやっているとスタートしたのは10時過ぎ。ゆっくり走っていたけど、気付けば急がないと間に合わないではないか・・・少しエンジンが調子が悪いのが気になるが、急いで走った。到着してすぐにトップがスタートしていった。
スタート地点の駐車場で荷物を縛りなおして軽くバイクをチェック、フジカワさんのICOは相変わらず動かないらしい。一緒に行くことにした。

SS1は137km。北に上がってきたといってもまだまだ暑い。最初は比較的走りやすいピスト。でも80km付近の村の手前へ差し掛かってびっくりした。湖?村の手前のピストが水没している。そこは道と言うより湖。本当に広大な範囲が水につかっている。ピストを外してもそこは粘土質でポコポコとギャップがある走りに路面だ。あっという間に滑ってこけた。そこからはバイクを降りて押す。水没しているピストに出るまでに何回かバイクを倒した。フジカワさんが助けに来てくれた。それから先もマディーは1キロくらい続いたように思う。途中には、泥に埋まって放置されたトラックがあった。沼地帯で立ち往生している最中に、KSRの河村さんに越されてしまった。しまった。KSRに越されるなんて・・・でも、モンゴルで唯一、KSRがうらやましいと思った瞬間だった。その先、村を越えて、丘を登るとそこはCPだった。

CPを出て川渡りが数コマ先に見えた。さっきの湖を考えるとちょっと心配したが、増水はしていないようだった。その先も大きな水溜りがあったが、ピストを外れたり、隣のピストに移ると問題なく走れた。問題というとたまによけ損ねた水溜りに飛び込んで汚れること位か・・・。SSも終盤に近づくと、路面は水溜りの心配というよりフカフカの砂のピストになった。砂も苦手だけどマディーほどではない。無事にSSゴールのCPまでたどり着いた。

SS1を終えると55kmの舗装路のリエゾン。途中給油をして、そのGSでランチパックを頬張り、トイレを済ませる。気になっていたオイルの量を確認すると、ものすごくたくさん入っていた。アッパーラインをはるかに超えている。確認したはずなのに・・・まあ入っていないよりましだ。バイクはさっきのSSで泥まみれなのでオイルを抜くにも時間がかかってしまう。このまま走ることにする。このGSに着いたのは15:00。あと残り200km。30分休憩しても順調に行けば19:30にはキャンプに着くはず。まだ明るいはずだ。

SS2のスタートまで行くとチェックカードを預けて30分の待ち時間があるそうだ。しまった。GSじゃなくてここでランチパックを食べるんだった。30分待てばスタートは16時。キャンプに着くのは20時。パンク1回で日暮れギリギリだ。今更どうしようもないのでゆっくり休むことにした。

スタート時間が近づいたのでスタートラインへ行くと、オフシャルさんが一言。
「ナビゲーション難しいらしいよ」
このSSが終ったら明日の50キロを残すだけ。とすっかり気が抜けていたが、この一言で元に戻った。スタートしてしばらくは順調だった。それにしてもこのSSは面食らった。長い草の間をピストが走っていて、とにかくミスすると隣のピストが見えない。当然GPSで走行するなんて出来そうも無い。分岐を間違えると大事だ。

36.99キロのかれ川を渡った先の分岐がわかりづらかった。左のピストを進まなければならないはずなのだが左のピストははじめ気付かなかったくらい薄くてわかり辛いピストだ。取り合えずGPSの方向はメインピストの方向だしまっすぐ行ってみる。次の分岐は5キロほど先でGPSポイントだ。
3キロほど進むとGPSは横を向きはじめた。やっぱし薄いピストが正解だったんだ。後ろのフジカワさんに間違えたことを伝えてさっきの分岐まで戻る。そして細い道へ。入り口はえっと言うくらい薄いピストだがすぐにハッキリとしたピストに変わった。さっき越されたはずのサテンさんにもう一度越された。どうやら同じところを間違ったようだ。

その後も草の中のピストがCP1まで続いた。この日ミスコースした人たちはどうやってリカバーしたのだろうか。ふしぎでならない。
CP1ではレイドモンゴリアの皆さんと遭遇。遅すぎて一度も会えなかったのだ。そして、昨日帰ってこなかった福沢さんとサルールさんもいた。この二人もCP2を通過していたので、リタイヤにはならずSS2から走っているそうだ。サルールさんはナビ周りが完全に壊れたらしく、つれて帰ってほしいとの事だった。後ろから着いてきてとゼスチャーして出発した。

CP1の先はナビゲーションは少し簡単になった。124キロでいきなり大きな舗装された橋にびっくり。今までのピストとは不釣合いのサイズの橋だ。ここは将来幹線道路になるのだろうか。
橋の先のGSを右に行くのだが、絵に描いてあるピストより実際のピストは1本多いように思える。右なのだがどっちが本当わからない。とりあえず。2本とも行ってみてGPSポントへ向かっているほうを選んだ。サルールさんは先に行った方々の後を付いて行ったらしくいなくなってしまった。

もう少し先へ行くと#12高見さんが逆走してきた。こっちですよ~。とご案内するとあっという間にいなくなった。高見さんと鬼頭さん。この二人はコース上でよく会った。

160キロ付近で鬼頭さんがバイクを修理していた。声をかけてみるが、深刻なトラブルではなさそうだ。先へ行くことにした。
この辺りまで来ると風景も良くてフラットでいい道。昨日の雨のせいでしょっちゅう水溜りをよけたり、よけ損ねてドロドロになったりしなければならないが今日もちゃんと帰れそう。
先ほど先へ行ってしまったサルールさんは置いていかれたのか前方から現れた。一緒に行くことにするが、私のペースでは遅すぎるらしい。ちょっと先を走っているけど見えなくなったら待っている感じ。」

今日の最後の難関は、ゴールの直前にあった。マディーだ。雨のおかげでピストがどろどろ。先に行ったサルールさんがこけてバイクを押していた。一緒に走っていたフジカワさんは他のルートを探して陸のほうへ消えていった。でも、アタックしてるような音がする。どっちに行ったほうが簡単なんだろうか・・・結局ドロドロのピストを少しづつ押して行った。

今日も無事にゴール。残すは50キロ。何とかゴールできそうだ。

荷物が届いていなかったがお腹は減る。ペットボトル食器にて食事。ヒジキの煮付けには感動した。日本食はやっぱりおいしい。ご飯がおいしくておかわりを何回かお願いした。
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夕食の後、だんなさんのレントゲン撮影が行われた。骨折・・・とのこと。とりあえずの添え木を作ってもらったが、ここは現場。杖などはない。その辺りにいる人が杖のようだ。
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この日の整備はセンセにオイルのチェックをしてもらった。
そして、昨日の午前様で眠い・・・荷物が着いてテントを建てたらもう眠い。この日の就寝時間は22:00、。明日は最終日。50キロ確実に・・・がんばろう。
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by xr_maru | 2009-10-24 22:42 | Rally Mongolia2009
ラリーモンゴリアその8 (ETAP6後半)
f0053647_2333726.jpg後半はフジカワさんの後を付いていった。最初は4台一緒にスタートしたが次第にバラバラになっていった。318キロ地点のT字路、右折しないといけないはずが行き過ぎてピストから外れてしまった。一瞬どっちから来たかわからなくなる。だいぶ疲れているようだ。サルールさんが後ろから来たので来た方向はわかった。地図とにらめっこして、ようやく地図を理解した。

その先は、順調にこなしって行った。気温が下がってきて雲行きも怪しい。400キロ過ぎのCPを越えたのは19:00前だった。後100キロ。なかなか善戦しているが日暮れは避けられないかもしれない。CP前からぱらついていた雨はCPからしばらくした所から激しくなってきた。やむ気配はない。こけないように、でも出来るだけ先を急ぐ。

しかし北の雨は本当に寒い。カッパはダフルバッグに入れたままだ。これで日が暮れたらどうなるかと思うとぞっとする。おまけに強い雨でピストは完全に川となった。どこが深いかはもちろんギャップも穴もまったく見えない。ペースはますますゆっくりに・・・

465km付近の村を過ぎた辺りでマップケースに水が入ってきた。といってもこの大雨で蓋を開ければますます濡れてしまう。これは紙にテンションをかけずに破らないようそっと巻くほかはないようだ。モーターで巻くと切れてしまいそうなので手巻きになってしまった。路面状況が悪い中で、このトラブルは痛い。
何キロも行かないうちにフジカワさんのICOが壊れてしまった。いろいろいじっても直らないみたいだ。その隙にタイヤの空気圧を1くらいまで落とした。止まればあっという間に体が冷えて震えてくる。空気を抜きながらガタガタと震えが止まらない。

ICOが治らないので先頭を交代する。あまりの雨にゴーグルが浸水して見えなくなってしまった。サンドゴーグルは気密性が良い反面、水が入ると抜ける気配が無い。ゴーグルをはずす。最高速度は30kmくらい。ゴーグルは必要ないくらい遅い。が、余計に寒くなった。

506km、CAP走行だ。1kmくらいをCAPで走る。とっくに日は沈んで路面はうっすらと見えるのみ。私が通ったときには、はるか遠くにかすかにピストのようなものが見えたがこの時間を過ぎたらオンコースを探し当てるのは困難だろう。後の人たちはどうするのだろうか・・・

その先は丘の間を縫うような狭いピストだ。完全なマディーな上に暗くて目の前しか見えなくなってきている。ますますペースダウンする。

520km付近で向こう側で突然ライトが光った。まるで灯台のようだった。住人の親子が走ってこちらに向かってくる。ゲルで休んで行けと言っているようだ。フジカワさんとどうするか相談した。とりあえずゲルに行ってみると中から#12高根さんがでてきた。
「いやぁ、さむくってさぁ。たまらないからここで休ませてもらったんだよ。着るものも乾いたし、もうすぐ行こうと思っているんだ。君たちも休んでいったら?」

時々、震えでバイクがまっすぐ走らない。暖かそうなゲルに一刻も早く入って温まりたいけど、ここで休めばわずかに見える風景の輪郭も見えなくなる。あと10分もすれば完全な夜間走行だろう。この時間帯を大事に、少しでもゴールに近づくことが重要だろうと進むことにした。

SSゴールまで後30km。その後、100キロの舗装路リエゾンがあるが、その区間を走りきれるとはとても思えなかった。が、とりあえずSSゴールまで行ってみよう。そこでどうするかは考えればいい。

ゲルを過ぎて間もなく、まったく何も見えなくなった。はずす時間がなくて付けっぱなしだったHIDがこんなところで役に立つとは・・・光軸は下を向きすぎていて視界は数十メートルだが、30Wのハロゲンランプよりははるかにましだ。

真暗になると、ピストに残るタイヤの跡と、数メートル先に現れる分岐が情報のすべてだ。本当にアミダくじ。メインでないピストを選んでしまったり、自然に分かれるピストに乗ってしまったら、終わりである。こんなに神経を使うものとは思わなかった。最後のGPSポイントからは本当に緊張した。たった10km弱であるが、視界が数十メートルしかないのでミスコースのリカバーは難しいはずだ。地図と、目の前のピストだけを見て走って、気付くとゴールの1キロほど手前のクラックまで到着していた。クラックは完全に水没しているので押していくことにした。まずはフジカワさん。そして私。クラックの中でバイクが滑ってなかなか上がらないところを手伝ってくれた。慎重にクラックをわたっているとき、遠くでライトのパッシングが。最初はゲルに呼ばれているのかと思ったが、ゴールはすぐそこ。CP隊であることを確信した。でもうれしいとか、ほっとしたとかは思わなかった。寒いのとクラックからなかなか上がれないのでそれどころではなかったというのが正解かもしれない。

ゴールのCPはまこちゃんだった。リタイヤする気、満々で車のドアを開けたが「当然行くよね。」というような雰囲気。近くのGSで休むように言われたが、GSがわからない。まこちゃんに会って、ほっとして気も抜けてしまったみたいだ。CP隊の誘導により、GSに到着することが出来た。GSではすでにゴールしたサテンさんが休んでいた。私たちも中に入れてもらう。室内は外よりはずいぶん暖かかった。もう22時を過ぎている。やはり雨と日暮れは思いのほか時間がかかってしまったようだ。GSで温まりながら、持っていたビスケット、飴、チョコレートをかじる。今から100キロ走らなければならないのだ。そして防寒対策をして給油をして1時間弱の休憩でGSを後にした。GSと道の位置関係を間違えて逆方向に行きかけたが、モンゴル人オフシャルの制止で無事にハラホリンに向けて出発した。

それにしても寒い。雪が降ってきそうな天気だ。防寒のおかげでさっきより随分ましであるが、まっすぐ38km、左折して57kmはつらい。ピストを探さなくて良い分、寒さが気になる。先が見えないのでスピードはそんなに出せない。
ハラホリンの町の少し手前で黄色い回転灯が見えた。あれがゴールだ。手前のGSで給油して、無事にゴールに着いた。1時過ぎだったようだ。

f0053647_234146.jpg幸いにして今回、1泊だけだったツーリストゲルが暴風雨の今日。この寒さではシャワーを浴びる気にはならないので、シャワーを浴びるチャンスはなくなったがそれでもラッキーだ。メカニックのうなぎさんとせんせが出迎えてくれる。バイクをそのまませんせに預けてゲルへ行った。ゲルでは出来たばかりのラーメンを食べさせてもらった。自分の部屋はどうやら違う部屋らしい。荷物を持っていってもらって、薪ストーブに火を入れてもらう。部屋でぬれたウエアを脱いで着替えたら寒さは収まった。同室はだんなさんと池田さんだったが、だんなさんはまだカミオンバレーの中。池田さんと二人である。そして、部屋の中で堂々と着替えをする私は少々迷惑だったかも知れない。

せんせに整備はすべてお願いして、寝ることにする。ストーブに入るだけ薪を入れてそのままベッドに入った。毛布だけでは足りないのでシュラフもかぶってみる。そのうちストーブの火が強くなって部屋はずいぶん暖かくなった。

明日のスタート時間はまだ決まっていないらしいけど、朝起きれるよね・・・明日も雨だともう嫌だしリタイヤするかどうかは明日考えよう。そんなことを考えながら眠りについた。

Photo:500grせんせ
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by xr_maru | 2009-09-28 23:00 | Rally Mongolia2009
ラリーモンゴリアその7 (ETAP6前半)
f0053647_042226.jpgアルベーヘールからハラホリンまで。この二つの都市は近いのだがコースは一度南に下ってぐるっと650km。このラリーで最長の距離である。最後の100kmが舗装路のリエゾンだからピストを走るのは550km。当初のスタート時間"9時"が昨日の行方不明者の捜索で1時間遅れの10時となった。昨日までの私の走りではAve50km/hがやっと。10時にスタートして550kmでは、走行時間11時間、昼休み(レストコントロール)の1時間が加わって12時間となる。うまくいってSSを抜けるのは22時。キャンプに帰るのは23時過ぎとなる。ゴーグルのレンズをスモークにしようかクリアにしようか迷っていたが、時間の計算をしたら迷うことなくクリアに決定した。

f0053647_045274.jpgこんな日なのに朝からはずれピストをひきまくる。両方はっきりしたピストで平行ピストかと思っていくと分岐しているのである。都市圏の近くのピストはこれがあるから苦手だ。そのピストに乗っても大体同じほうへ行っているのだが、オンコースではないので、どこでどう別れているのかよくわからない。20kmすぎからオンコースを見失ってGPSの方向に伸びているピストのって進んだ。ピストは36km地点のGPSポイントから700メートルほど離れた地点を通っていた。ここで700mGPS走行をして、小屋で飼われているモンゴル犬に追いかけられながらオンコースに戻る。それから50キロほど走ったらまた地図に無い分岐を違う方向に迷い込んでしまった。さっきの分岐はよく覚えている。オンコースは1本右のピスト。居合わせた#20フジカワさんとピストの無い原野を慎重に進んだ。そこからは若干薄いピストもあったが順調にコースをこなして行った。途中#15福沢さんに追いついた。私よりスタートは遅かったが、"ハズレ"を引いている間に越されたらしい。この辺りから、フジカワさん、福沢さん、サルールさん、私の4台で走行した。

140km付近の井戸、ここからしばらくはCAP走行となる。わだちの方向に惑わされて、違う方向へ行きかけたがCAPが合わない。井戸に戻って、ICOを補正、もう一度やり直す。1kmのCAP走行の後、無事ピストに出た。しばらく行くと高速ピストに出た。途中、カミナリ交じりの夕立に降られてCP1に着くころにはすっかりびしょぬれだった。CP1でスタンプをもらい、先を急ぐ。GPSを修理したそうなフジカワさんをRCPでやりましょうと強引に説得し、先を急ぐ。はずれピストを引きまくったせいでAve50kmをやっとキープしている感じだ。この先も高速ピストが続いた。雨はすっかり上がり、強い日差しが出てきた。ウエアはあっという間に乾いて今度は汗が出るくらい暑くなった。

途中右に入る分岐の薄いピストを見逃し、まっすぐ行ってしまった。今日は4台いるしどうにかなるだろうと右側に見える電線の下にあるはずのピストを探しに行く。あの電線の下を通っているはずだから電線沿いを走ってみようと考えているとサルールさんがピストを見つけた。地図的にもこのピストで間違いないはずだ。ICOの距離を大まかに補正して、走り出す。コーションの位置で距離は正確にあわせた。そこから先、RCPまでは順調に消化できた。RCPにたどり着いたのは15:40。260kmに5時間40分。ちょっと遅れ気味だ。

RCPに着くなり、オフシャルから「だんなさんはリタイヤだよ。」と聞かされた。バイクがそこにあるけど大きなダメージはなさそうだ。だんなさんとはペースがあまりに違うためにレース中、見ることはまず無い。見るとすれば大きなミスをしたときだ。ガソリンを給油してから、車で休んでいるだんなさんの様子を見に行く。足を骨折したらしい。腫れているがとりあえずは大丈夫そうだ。そして昼休みの仕事。トイレとご飯、それに壊した箇所の補修である。1時間あるが意外に忙しい。リタイヤしただんなさんのバイクからGPSを拝借した。初日に壊したので予備のGPSが無いからだ。

30分くらいすると、KSRの河村さんとカミオンバレーが到着した。やはり私の定位置はこの辺りらしい。だんなさんや他数名のバイクがカミオンバレーに積まれるのを見ながら出発準備。KSRの河村さんは休憩時間30分でスタートするそうだ。小さい排気量はスピードが出ないから、それを考慮して30分とのこと。私たちの数分前でスタートとなった。

さて、後半も長いぞ。
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by xr_maru | 2009-09-28 00:04 | Rally Mongolia2009
ラリーモンゴリアその6 (ETAP5)
今日もループ。やはり少し憂鬱だけどETAP3ほどではない。今日の心配事はスガワラ峠。標高3000メートルをバイクで走るとどうなるのか見当もつかない。

f0053647_22593454.jpgスタートはアルベーヘールの村の端。馬乳酒をお玉で撒きながら見送るお姉さまに一瞬飲まされるのであるまい。と固まってしまったが、これは幸運のおまじないだったらしい。スタートしてすぐの村で数台のバイクが止まっているのを発見した。タンクに穴が開いたようで・・・すでにスガワさんの持っていた接着剤で処置を開始していた。私の持っているエポキシパテも何かの役に立てばと少しばかりカットしてお分けした。でも今日はスガワラ峠。見ているだけなのも役に立たないし、先が不安なので急がせてもらった。

前半はとにかく山岳地帯の谷間を縫っていくルート。村から離れると山と山の間の走れるところをピストが通っている感じで、GPSポイントへの矢印も左右にせわしく動いた。今日はコマ地図が大事だな・・・。しばらく走るとKSRの河村さんに追いついた。が、川原のようなガレ場が延々続くこのルートではなかなか追い越せない。しばらく走って広いピストに出たところで追い越させてもらった。相変わらずルートはガレ場のような、河原のようなルート。細かいコーナーが連続してペースはまったく上がらないし、ラインを選ぶのに神経を使う。そもそも私は、こまごましたコーナーが下手くそなのだ。途中、地図の読み方を悩んでいると、KSR110の川村さんに抜かれた。止まっていたのは1~2分。今日はペースが変わらないということみたいだ。再び川村さんに追いついて譲ってくれようとするのだが辞退した。前を走ってもペースは変わらないし、地図を見ながらこまごました所を走るのにも疲れたので後ろで休憩させてもらおう。

20km位走ると山をぐんぐん登り始めた。スガワラ峠はすぐそこだ。橋を渡って、標高2800mを超えるとさすがに排気量の差がハッキリしてきた。KSRは今にも止りそうだ。CRFもそう調子が良いわけではなかったが、ちゃんと登るので先に行かせてもらった。ガレ場の狭いピストが続く。前方に菅原さんのジムニーが見えた。そして、峠を下りていくだんなさんのCRFも。私がラリー中にだんなさんを見るのはトラブルかミスコースかどちらかだ。とにかく何かやったらしい。スガワラ峠に着いたけど寒いのでさっさと下る。後ろから、峠で少し休憩されていた菅原さんのジムニーもやってきた。バイクでも結構な斜度で、登り返せと言われたら嫌だよな・・・なんて思いながら下る。こんなところを車で行くなんて信じられない。
峠を下った後は前半のようなクネクネとした道とガレた道。それを過ぎたら少しは広い道になったけど、ガレた川原を渡ったり、川を渡ったり、それはそれで苦手な路面は続いた。村の手前がSS1のゴールCPだった。
その後は約70kmのリエゾン。ここは走りやすいと思っていたら、そうでもなかった。SS1のゴール地は温泉地。川沿いに旅館?のようなものが続いていて町の景色は悪くない。だけど交通量は結構多い。確かにSSとして使うと危なそうだ。リエゾンが始まって31km地点、左折して坂を下るところで水の流れた跡にタイヤを取られてこけてしまった。今度は右手の親指。人間が飛ぶときにハンドルに親指だけ引っかかってしまったらしい。痛い・・・後ろからHP2のサテンさんがやってきて起こしてくれた。そして一言
「軽っ。」
考えてみたらこれ以上軽いラリーバイクは無い。それも起こせない?起こさない?私はラリー失格かも。
その先のリエゾンは時折川を渡ったりしながら舗装路にたどり着いた。地図上では舗装路を走ることになっているが、道は工事中で通行止めだ。横のピストを通ってガソリンスタンドへたどり着いた。ここで給油している最中に菅原さんに栄養ドリンクを頂いた。「とにかく今日は寒からこれでも飲んで元気を出しなさい。」と。寒くて仕方が無かったのでありがたく頂いた。この日は標高が高いこともあって前半はとにかく寒かった。
ガソリンスタンドでは池田さんも給油していた。旦那さんと一緒にスガワラ峠をまっすぐ下りて大ミスコースしたのだとか・・・峠でだんなさんを目撃したのはそのためだったのかと納得した。
SS2のスタートはGSのすぐ先だった。まだ、スタートまでの時間は30分ほどあった。向こうで旦那さんとフジカワさんが休んでいた。私も昼ごはんがまだだ。ここで昼ごはんを取ることにした。そしてトイレも。

SS2のスタートは舗装路のはずがここも工事中。横のピストからスタートだ。SS1とは対照的に平地のピストが続く。順調に距離を伸ばしていくが。76キロ付近の"同じ枯れ川を9度わたる"というコマの後を間違ったみたいである。遊牧民が止まれと言っている。GPSの方角はだんだん右を向いている。ミスコースかも知れない。「あっちだ」といっているようである。大人がこう言っているときは、私は遊牧民が”こっち”と言っている方向を一度指してみる。うなづいた。その次に私の進行方向をさしてみる。違うと言っているようである。今度はまったく関係ない方向を指してみる。また、違うと言ってる。そして最後にまた遊牧民が行けといっている方向を指してみる。やはりあっちに行けといっているようだ。どうやら川のピストが二つに分かれてそれに気付かず左の道に入ってしまったようだった。遊牧民に礼を言って。その場を後にした。数百メートル遊牧民が指差した方へ走るとピストに出た。これがオンコースか?GPSの方向はまっすぐ。そして、合っていれば3キロ先に分岐があるはずである。無事にオンコースに復帰できた。

チェックポイントを越えて村を通過分岐がだんだん複雑になってきたが、間違えることなく進んでいった。#20フジカワさんに追いついた。しばらく後ろを走る。155kmの分岐、先行のフジカワさんについていく。ここはが右のはずだか分岐が無い。あれっ?行き過ぎたか?右側になんとなく道のようなものがあるような気がするがとりあえずこのままついていってみよう。6キロちょっと走ったが、次のコマのかれ川が出てこない。その次のコマも。これはやはりさっきの分岐で間違えたな・・・後ろからサテンさんも来ていたので、きっと間違っていますよ。と言って引き返した。戻って道をよく見ると分岐があった。やはり見過ごしていたようだ。そこからは私が前を走った。ゴールまでは50キロほど。HP2のK頭さんや他、何人かの方がルートを悩んでいたみたいだったが、迷わずゴールまで行くことが出来た。

SSのゴールを過ぎても15キロほどはピストの走行だ。実はここから先が難しかったりした。基本的にずっとまっすぐなのだが、都会に近いためかピストが複雑に入り組んでいるので掻いていない分岐が多い。本筋を走っていれば問題ないはずだのだが、時に集落のほうに向かっていっている道や、じわじわと分岐している道がある。一瞬間違えそうになったが無事に舗装路に出ることが出来た。そこから先は15キロほどの舗装路。帰りにGSによって無事にゴールにたどり着いた。

もう薄暗くなっていたが、帰ってきている台数はいつもより少ないみたいだ。オイル交換と整備をせんせにやってもらってゆっくりご飯を食べることが出来た。

明日は大会最長距離。650キロだ。今日はゆっくり寝ることにしよう。
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by xr_maru | 2009-09-15 22:55 | Rally Mongolia2009
ラリーモンゴリアその5 (ETAP4)
この日はそれなりに長丁場である。ミーティングではラリーの難関。そうか・・・難関か・・・。昨日と違ってループで無い日はスタートもそう憂鬱ではない。

f0053647_22404627.jpgソクトオボーの村をかすめながら村からの大きなピストへ進んだ。目印の看板もコマ地図とばっちりあっているし無事に幹線道路に乗ったみたいだ。30キロ付近で止まっている車を横目に先を急ぐ。今日は高速コースということだったが、このあたりまではピストが少しクネクネしている。
しばらくするとまっすぐな道になった。超ハイスピードだ。といっても私は90km/hがやっと。やっぱり、これ以上は怖くて出せないや・・・CP1を過ぎたあたりから雲行きが怪しくなってきた。GPSの矢印の方の雲は真っ黒。遠くに稲光も見える。あの雲の中か、入りたくないな。それより、今から先、雨になってしまったらどうしよう。砂漠の雨は大変だ。あっという間に一面マディー、枯れ川は濁流に変わる。というのをモロッコで経験した。といってもあまり深く考えても仕方が無い。地図どおりに走る以外、選択肢は無いのだから。しばらくすると激しい雨が降り始めた。この調子でずっと降ると、辺り一面、マディーになってしまいそうだ。おまけにこのあたり、道はクネクネと曲がっている上に水を吸ったら滑りそうな土質。雨の中、慎重にバイクを進める。RCPの手前10キロくらいで雨はやんだ。速い人たちはRCPで豪雨に降られて大変だったとか!?

f0053647_2241743.jpgRCPではいつものようにバイクでトイレに行って給油。そしてこのRCPではモンゴルで初めてヘリに遭遇した。私が行く頃にはヘリはすでにキャンプ地に向かって飛び立っているので初めてなのだ。手早くご飯を済ませたら今日はどこも壊していないのでヒマだった。周りの方、ヘリの方たちとしばしお話タイムとなった。

そして後半戦。ブリーフィングではCP2手前の400km付近の村の前後、ここがマディーになってるかもしれない。ということだった。ちょっと不安だけど、がんばろう。後半も広くて走りやすいピスト。ここからは北上するのでこの暑さともお別れのはずが、夕方までこの暑さは続いた。北上するに従ってだんだん緑が増えてくるのがわかる。CP2手前は、マディーに警戒・・・と気をつけていたが、水溜り程度のものしかなかった。これが今日の最大の心配事だったのでほっとした。CPでスタンプをもらって後はゴールまでの100キロのナビゲーションを気をつけるだけ。

このあたりまでやってくると緑も完全に濃くなって草原の中を走っていると実感できる。今までアルベーヘールには3回行っているがいづれも南の方から北上するルート。砂漠から草原への変化目に見えるこのルートが大好きだ。ほんの数時間前までは、枯れ草の多い茶色の道を走っていたのになんだか不思議な気分になった。

ゴールまで50キロを切ったところでGPSが突然左を向き始めた。マップに分岐は無かったはずなのに・・・そして、あるはずの分岐も小屋も無い。ミスコースか?でも原因がわからない。次のGPSポイントは左に15km。GPS走行するにはちょっと遠すぎる。私の場合、バイクを落としてしまったらまず引き上げられない。15kmの距離は冒険しすぎだ。しばらくすると後ろから#12 高根さんがやってきた。ミスコースには気付いていないようだった。「GPSのトラッキングを見ても次のポイントと違う方向へ向かっているのでミスコースだと思います。」と言うとGPS走行するということ。「ご一緒に・・・」と一緒に行きかけたが、ピストを逆に戻るオレ様を見て我に返った。そう、冒険はやめてピストを帰ろう。水がなくなったと言う高根さんに500ccのペットボトルを渡して、引き返すことにした。途中#15の松浦さんに合う。ミスコースであることを伝えて、一緒に引き返した。

どこで間違えたのかわからないが、はるか右側に砂煙が見える。あっちにピストがあるということだ。分岐はどこ?GPSのトラッキングのページでルートから大きく外れた点を探す。このあたりか!?引き返している途中、分岐があった。両方がはっきりとしたピストで、地図にも分岐が載っていないので合流するだろうと、よりはっきりしている右を選んだ分岐だ。ここかもしれない。引き返した地点からの距離を計算してICOを大まかに補正する。左に行ってみて5キロくらい先に小屋があれば当たりだ。

f0053647_224933.jpgその先に小屋があった。距離も大体合っている。GPSポイントにもまっすぐ向かっているようだ。ここがオンコースだ。無事にGPSポイントも発見した。ゴールはもうすぐだ。
しばらく行くと菅原さんのジムニーに追いついた。調子が悪いようでゆっくり走っているところを越したが、往復40kmのミスコースの間に追い抜かれてしまったようだ。何度も追い越すのは恥ずかしいが不調のようなので追い越させていただいた。

さて、今日も日のあるうちにどうにかたどり着くことが出来た。今日は軽整備だけでOKだ。時間があったので日本から持参したプリンと作って食べた。

photo:500grせんせ
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by xr_maru | 2009-08-27 22:49 | Rally Mongolia2009
ラリーモンゴリアその4 (ETAP3)
朝、起きるのにろっ骨が痛いのはどうやら最終日まで続くらしい。そしてループの日のなんて憂鬱なことか・・・たかが230kmなのに今日は休みたい。結果から言うとこの日はダメな私が一番お出ましした日であった。とりあえずマップを巻いてスタートの準備をする。どうせ行かなきゃならないとわかっていても「あー行きたくない。」と言ってしまう。

スタート前にキャンプのGPSポイントをルートの最後に付け足す。そしてスタート。
f0053647_2324541.jpgキャンプの周りは多少フカフカしていたのに、10キロも走らないうちにひどいマディーになった。前にスタートした人たちもスタックしてそれはもう雨のエンデューロそのもの。わだちを避けて走るがその路面もツルツルでグリップしない。慎重に乗っていたつもりではあるが何度か草にはねられた後、こけてしまった。こけると痛さは倍増する。そして起こそうとすると・・・右手に力が入らない。左手では起きる気配なし・・・そういえば1日目に前転して以来こけていなかったので気付かなかった。まずい、バイクが起こせないらしい・・・。走行しているとスタックしていた須川さんに声をかけられる。
「大丈夫?」
「いや、だめっぽいです。」
そして、自分のバイクもほどほどに起こしてくれた。ありがたい。この区間、1キロ弱で終るようだが1/10も来ていない。この調子で行くと10回はこける計算になる。バイクなしで歩くだけで滑ってしまうこの区間。もし、この先に度々あると今日は帰れるどころかどこかで行き倒れてしまいそうだ。どうする?仕方ない。乗ってもこけるだけなら押そう。と押し始める。後ろからはムッホのタンドラがわだちの中を走っていく。これは、わだちの中のほうがいけるのでは?わだちに向かってバイクを押すが少しバランスを崩しただけですぐに倒れてしまう。またこけてしまった。今度はSARUULさん。私の近くにいたというだけで起こしてくれた。本当に申し訳ない。それから、何度か須川さんに起こしてもらいながら少しずつ進んだ。と、この先はムッホが手伝ってくれた。今回も一人では完走できないみたいだ。須川さんはまだマディーで苦しんでいるが先に行かせてもらった。すぐに道幅の狭い、クネクネとしたピストに出た。走りにくいことこの上ない。その先もナビゲーションがちょっと難しい。薄いピストやCAP走行が多かった。そしてフカフカの区間もそれなりにある。今回のマシーンCRF250Xでは6速のままでは砂にパワーを食われてしまった。もう少しスプロケを低速のセッティングにしておくか、高回転でキープできるスキルがあれば速く走れるのかもしれないが、砂では5速で走るのが私の限界みたいだ。

とにかく砂でスピードが出ないままずっと我慢だった。そして90キロ過ぎ、ゲルをまっすぐ行ったらあるはずの分岐が無い。あれ、間違えたみたいだ。戻ってやり直し・・・だけど、ゲルには凶暴な犬がいた。でもこれはミスコース。その前にどこか道があるはず・・・戻るとやはり犬が追ってきた。犬が諦めるまで走る。そしてやり直し。間違いなくあのゲルが地図のポイントなのだけど・・・何度かゲルの前を行き来しているうちに住人がうるさいと思ったのか?犬に追われて気の毒に思ったのか道を教えてくれた。どうやらまっすぐだけが目に入っていたがこの先で右に曲がる道があるらしい。車でCPの直前まで案内してくれた。

CP1はまこちゃん。ちょっと休憩させてもらうことにした。何せダメな私のままである。「もうダメ。」という私に「大丈夫。」と一言。でもこの一言でだいぶ元気になったような気がする。その先まだまだフカフカな道は続く。

ハンドルを取られながら、130km近くを進んでいると2台のバイクが・・・ここ何キロ地点?と聞かれて答える。ここまではミスコースしていないはず。ところが右に入る道が見つからない・・・いったいどこ?分岐も無いし・・・広すぎてどこから来たのかもよくわからなくなった。GPSは真右を向いている。遠くに数台のバイクと菅原さんのジムニーを発見した。うーん、どこか聞いてみるか・・・止まってたずねてみると菅原さんも迷っているようだった。配布されているルート図から村を割り出して走り出したようだ。「付いてきて。ゆっくり走るから。」とピストを横切り始めた。渡りに船。である。このまま付いていくことにする。しばらくするとムッホのタンドラが遠くに見えた。オンコースだ。菅原さんにはCPまでの10キロを連れて行ってもらった。ここからは当然ペースが違う。あっという間に見えなくなった。

その先は固いメインピスト。わかりにくい分岐も無かった。どちらかというとタンクローリーの大群の埃が気になった。最後は数キロのCAP走行(もちろんコマ図に従って)で無事にゴールした。ゴール後、校長先生の一言。「まるちゃん、ビリ。」
結果をみたら、出走した中でビリから2番目だった。でも、今日はダメはダメなりに帰ってこれたことに意味があったように感じた。

さて、遅くなったといってもまだ15時。今日は整備をちゃんとすることとしよう。
f0053647_23316100.jpgまずはオイル、フィルター交換。まし締め、スポーク確認、タンクの固定の改善。そしてステダンの予備が見つかったので交換した。これで明日からはダンパーが効くようになるはずだ。
それから、1本で走りきれるかもしれないが、タイヤも交換する。これで最後まで無交換でいけるはず。ホイールを外したらせんせがタイヤを替えてくれた。そして、ナビ周りも。マップケースが転倒以来、手巻きになってしまったので、予備と交換した。それから、リアフェンダーのステーが破断していたので、代替のステーを製作。
そして忘れてはいけないのがタンクのお姉さん。マディーの区間で左側のお姉さんには顔だけ泥が付いていて見えない。泥パックと取ってもらえたらいいが、顔に泥を塗られたと憤慨されては大変である。女同士は以外にシビアかもしれない。ここはお姉さんだけでもきれいに掃除しておこう。

せんせに手伝ってもらいながら今日は満足な整備が出来た。これで壊さなければオイル交換を後1回で最後まで持つ予定。ご飯を食べて、今日はゆっくり眠れそうだ。

photo:うなぎさん、JFKさん
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by xr_maru | 2009-08-26 23:01 | Rally Mongolia2009
ラリーモンゴリアその3 (ETAP2)
昨日は横になったら痛くて動けなかった。結局テントの壁に頭をのめりこませたまま一晩。でも疲れていたからか寝ることは出来た。けど・・・目が覚めて起き上がるのに一苦労。これはヒビ入ってるな。多分・・・。

f0053647_21593739.jpgスタートして最初の村の手前から左折しないといけないんだけどそのピストがわからない。電線沿いの道・・・を探して適当に行く。そしてとりあえず電線沿いの道に出てらしき分岐で距離をあわせる。そしてその先の分岐。ピストが薄い。でも距離はここのはずなので先行する小林さんについていく。ピストがあるか無いかよくわからない感じのところを数キロ。大きなピストに出た。そこからははっきりとしたピストを順調に消化することが出来た。途中。XTの岩崎さんを抜いたが最終的に抜かれて見えなくなった。
そこからは一人旅。途中の村のCAP走行もどうにかこなしてピストに乗ることが出来た。RCPの村に入ったらちょっと迷ったが無事にRCPに到着。GSで給油する。タンクからガソリンがもれているとモンゴル人が教えてくれた。が、どこかわからない。うーん・・・とタンクを見ると、タンクを押さえるステーに貼ったゴムがはげてガタガタになっている。私が作った部品だ。ギャップでタンクが大きく動いて蓋のチューブから漏れたらしい。とりあえずゴムがはげた部分にゴムひもをぐるぐるに巻きつけて隙間を埋めてみた。これでCPまで行ってみよう。
今日はここでランチパック。そしてここにはトイレがあったので使わせてもらった。
しばらくするとカミオンバレーが到着。やはり今回も最後尾あたりが定位置らしい。出てきた篠塚さんが一言。「オレ、フォレスター見てない。」ってことは行方不明?大丈夫か!?

休み時間を終えてスタートする。村はどうにか抜けてここから先は砂+クネクネした谷間を抜ける。タンクは大丈夫かと下を見た瞬間目に飛び込んできたのはステダンからのオイル漏れ。ハンドルが振れるたびにピューっと出てきている。あぁ、、、これはダメだ・・・。準備不足だとそういうことになるのか・・・。まあ仕方が無い。ステダンは無くてもバイクは走るので気にせず先を急ぐ。漏れがひどいようなら外そう。

谷間を抜けた後はゴビハイウエィ。ひたすらまっすぐな硬いピストが続いた。時折、暗雲から雷やら、竜巻の子供やら、つむじ風やら・・・。怖いので何度かつむじ風を止まってやり過ごした。

CP1でタンクをチェック。やはり、タンクステーのゴムが取れている。これはダメだ。スタンプをもらって、止まっている菅原ジムニーの横で修理を始める。といってもゴムを追加するくらいしか思いつかないのだけど。
しばらくすると菅原さんと目が合った。こんにちは。と言うと私の事情を聞いてくださった。
「そんなときは・・・」と荷物固定用のラチェットを持ってきて、タンクをフレームに固定してくださった。確かにこれでがっちり固定できる。さすがである。私もタイダウンベルトを持っているはずなのに思いつかなかった。「もっと現場の応急処置を学びなさい。」と菅原さん。ごもっとも。
ジムニーのトラブルはよくわからなかったが、セルをはずしたとのこと。これからは押しがけになるのだろうか・・・。
「とりあえず今日はベルトをお借りします。」とお礼を言ってその場を後にした。

ここからもほぼハイスピードピスト。時々出てくるコーションマークにびっくりしながら最後の村に着いた。ん?右?どうやら、道を見失ったようだ。村の反対側に出たけどピストがわからない。最終のGPSポイントに向かってもう一度やりなおす。HP2のサテンさんも迷っているようだった。村人が、キャンプの方向を指し示してくれた。ここからキャンプまでは数キロ。無事にたどりつけそうだ。

f0053647_19573397.jpgさて、キャンプに着くと皆様、木の下でお休み。そう、荷物が着いていないようだ。チームの方のご好意でゲルに入らせていただいた。とりあえずプロテクターをはずして一眠り。外は砂嵐のようだ。こういうときは休みに限る。一眠りして、砂嵐も収まったのでバイクのところへ行く。オイルは今日も減っていないようだ。トラックが来なければ明日交換でもかまわない。それよりもタンクの固定をどうにかしなければならない。とりあえずベルトをはずして菅原さんに返しに行った。
「最後まで貸してあげようか。いいよ。」と菅原さん。ホントに!?これだとガッチリ固定できる。ステーを作り変える材料も持っていないのでご好意に甘えることにした。

さて、後はトラックが来てからのこと。夕食も食器が無いのでペットボトル食器や、オフシャルさんの食器を借りた。この食事で食器は1個でいいということを学んだ。
そしてブリーフィング。やっぱりトラックは遅くなりそうだ。あちこち痛いし寝ることにしよう。

周りの気配でうっすら目を覚ます。オフシャルさんの「トラック来ましたー。」という声で目は覚めたが相変わらず痛くて起きるのに一苦労。とりあえず、ダフルバッグからシュラフとマットのみ出して、後はゲルにもぐりこませてもらった。

photo:500grせんせ
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by xr_maru | 2009-08-24 19:57 | Rally Mongolia2009


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