Auto Box つぎはどこへ行こうか・・ Written by Maru Links
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今日は最終日。50キロ先にはゴールだ。昨日早く寝たからか今日の寝起きは良い。
スタートして数キロの水溜りで転ぶ。表面がぬるぬるのところ。全然こけるつもりじゃなかったのにつるんと。痛かったろっ骨が余計に痛くなったが、折れてはいないようだ。最終日にこんなことをやっている場合ではない。慎重に行かねばならないのだ。バイクを起こしてもらい、再出発。しばらく行くと塙、エンフトル組みのランクルが止まっていた。最終日だと言うのにトラブルだ。私が通るのにまだいると言うことは、深刻だ。気にはなるが、私がいたところでまったく役に立たないので先に行くことにする。その先のGPSポイントが合わない。キロ単位でずれているが、コマ図は合っているのでそのまま進むことにする。 今日のコースは本当に走りにくい。ギャップや水溜りがいたるところにある。もうこけるのは嫌なのでゆっくり慎重にギャップと水溜りをよけて走る。そんなことをやっているものだから、KSRの河村さんに抜かれてしまった。ああ、今日も110ccのバイクに・・・そんな事いってももうこけたくないのだから仕方がない。 ウランバートルに近づくにつれて道が入り組んでくる。そしてトラックの交通量が多くなってくる。慎重に追い抜きながらゴールへ向かった。ゴールの手前数キロは、道が複雑な上にトラックだらけ。これは危ないのでトラックの後を付いていった。それにしても排ガスが目にしみる。ゴールに着いたのはびりから2番目。でも完走できたのでよしとしよう。 ラリーで走るのが一番つらいのはスタートすぐ後の都市の中とゴール近くの都市の中かも知れない。足が届かないので本当に大変なのだ。パレードでは、途中まで順調に進んでいたがホテル手前の渋滞がひどく本当に足が・・・ チンギスハーンホテルではすでに式典の準備が出来ていた。ようやくフィニッシャーズメダルをもらった。 と言ってもここから先も大変だ。ウランバートル市内を抜けて洗車屋さん⇒コンテナヤードへの移動が待っている。道路工事の影響でここでも大渋滞。後ろにいた池田さんがいろいろと助けてくれてどうにか洗車屋さんにたどり着いた。洗車は待っていればやってもらえるので、しばし休憩。壁ぎわで昼寝の時間になった。 そしてコンテナヤードへバイクを置いてホテルへ。 ホテルに着いたら荷物はすでに着いていた。部屋に運び込んで、早速シャワーである。ハラホリンで浴びれなかったので8日ぶりのシャワー。気持ちいい。それが終ったら一眠りして夜の街に繰り出す。行ったビアホールはラリーご一行様に占拠されていた。 そんなこんなで時に痛かったり、辛かったり。終ってみれば楽しいラリーだった。 今回も菅原さん、フジカワさん、スガワさんなど多くの人にコース上でそしてメカニックのセンセにはとてもお世話になった。全てを一人でやると言うのはとても難しいと言うことを再認識した。皆さん本当にありがとうございました。 まとめ 2002年に初めてモンゴルのラリーに出たとき、ライディングもナビゲーションもメンタルも全てがダメすぎて自力でラリーを完走できる日は来ないんじゃないか思っていた。2005年にしても自分の力ではとても完走できなかった。でも3度目のモンゴルにして、何をどうすれば完走できるのかわかってきたような気がする。何があっても、やるべきことを一生懸命やることが大事なんだ。こんな何でもない事を気付くのに7年もかかってしまった。もう大丈夫。進むべき道を周りに流されずに探せるようになった。次はレースが出来るようにがんばろう。 今年のモンゴルはこれでおしまい。
by xr_maru
| 2009-10-28 21:53
| Rally Mongolia2009
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